トノチョ〜宇宙にタッチ

木曜夜、金曜と2日間見た感想。

ある日、火星人が地球に来て交流したいと地球の国々と交流条約を結ぶ。全世界にTVを通じて生中継。
舞台はとある大学のサークルの一室。その歴史的な一夜の翌日。宇宙研究会と名乗てるが実は変人の集まり。
宇宙研究会とは名ばかりで、小山部長以外は宇宙に興味なし。ここが居心地いいからいるようだ。暇さえあればトランプをやっている。
自分を「アンドロメダ星人」と信じてるコヤマ
自分を「アメリカ人とのハーフ」と信じてるヴァージニア
さらに、エイジ、ユタカそしてマサオ演じるソラがいる。
ヴァージニア、エイジ、ソラ、ユタカは暇さえあればトランプをやっている。
そして主役のムメさん演じるチコ。
チコは高校生の時に書いた小説がベストセラーとなり、女子大生作家である。
この部室の片隅の机で3年間書けてない新作を書きつづけている。

そこに火星の王族の王子マースと奴隷のミズノミがやってくる。
この大学に留学してこのサークルに入りますと。地球人の感情を勉強する為に。
マースは生まれてこのかた「感動」したことがない。
地球での感動の探索の記録係としてミズノミは四六時中、ヴィデオカメラを撮影してる。
TVの中継で感動して宇宙研究会に入りたいとリョウタと彼女のひとみん演じるミウがやってくる。

さらに青木英里奈演じる小山部長の妹キョウコがいる。

人物紹介でこれだけかかる(^^;すとーりーをこのまま説明すると大変なことに。

本当の自分が惨めで嫌いだから「アンドロメダ星人」と思い込んでるコヤマ。
同様に、思いっきりアジアな自分が嫌いだから「ハーフ」と思い込んでるヴァージニア。コンプレックスの裏返し。
実はチコも同じ。自分は小説以外は何もとりえのない人間と思い込んでる。
「人に感動を与えるベストセラー作家」と選ばれた人間と思い、他の人間との交流を断絶し、孤高でいる。だが、それならここの部室なんかにいなければいいのに。
どっかで、人と交流を望んでるチコ。
友達のソラとエイジはチコが心配だからこのサークルいるようだ。エイジはチコに恋愛感情を持っている。

でね、一応主役はチコとマース王子なんだが、
群像劇となって、他の出演者のエピソードが中心になっちゃうんですよ。
なにせ、チコが他人と謝絶するから、トランプカルテットを中心に話が進む。