仮想世界

ダンスシーンもメロンとあっちゃんの5人が一回はセンターに立つように出来てるし、劇団の人たちも面白くない所はあるんじゃないかなあ・・・
セリフにメロンの曲タイトルを入れたり、レッドファイヤーはM字開脚(初演)「アンフォ」のサビ振り(昨日)するわ、ヲタに気を使ってくれて・・・
ま、ウケたがりかもしれんが(笑)

ノボルがゲームのキャラクター設定をする場面。
主役はもちろんノボルなのだが、
ヒロインはカナに設定するように見えて、セリフでは「ヒロインは・・・」とはっきりカナと言ってない。そして設定の時には「僧侶」は居なかったような。
本当のヒロインは結ばれる隠れキャラだったツキコ=ムーンサテラであったってことかな。

ノボルは、ゲームだけでなく、アイドルに嵌まる人々や(^^;演劇や映画や、現実でない仮想世界に嵌まる人々なら、感情移入できる主人公であろう。
特に、社会人、会社人として入りたての頃の自分にノボルはよく似てるなと。
みんな同じような経験をしてるなって(笑)

自分を主人公にした小説とか書いたりすると、本当に神になったような気分になる。
だがどんなに夢を実現させても、それは小説の中だけのこと。
現実はまったく代わってない自分に気付くと空しくなる。

ノボルを現実の世界に戻そうとするツキコもまた理想的な女の子なんだよな。
実際にこんな子が居ればと仮想世界に嵌まる男の理想像だったりする。
すべては観客の為の仮想世界。

書を捨てよ、街に出よう。
等身大の自分が好きになることが現実で生きること。
が、このドラマの主題。

だがやっぱり、理想化された仮想世界が捨てきれない(笑)
解っちゃ居るけど辞められない(笑)それも生身の人間だから。