「夏ノ夜ノ夢」

圭ちゃんの舞台を見に行ってきた。
夜公演。C席3150円の安席。でも舞台正面前通路の席だったから双眼鏡で舞台がよく見えた。
日生劇場に来る度に「ラブセン」を思いだすな。
公演時間が3時間とは知らなかったんで、終わってぐったり(笑)

圭ちゃんがどんどん上手くなってる。やっぱり数少なくても舞台経験をつんできた結果が出てるよ。そんで「美女」役という・・・共演者であり、親友の佐藤江梨子にも負けないぐらい綺麗だった。(舞台化粧がばっちり決まってたということもあるが)
ただ、やっぱり声量が足りないかな。マイクナシ?なので他の俳優メインの人と声量が違うなと。
もともと「歌い上げる系」の声の持ち主がいないのがハロプロ
(強いて言えばゆきどんぐらいか。声量ありは)
ソロでなく「束モノ」が基本のハロプロだとそういうタイプはいらないのだろう。

やはり村井クーニンはさすがだったなあ。
尾上松緑は一人しゃべりになると歌舞伎の口上のような抑揚があった。
歌舞伎の癖は抜けないのかな?

恋のおっかけごっこのシーンを見ながら
結局恋愛劇はシェイクスピアなどの古典でやり尽くしちゃって
その時代時代のツールを持ってやき直してるだけに過ぎないのかなと思った。
「世の中は所詮は男と女」という言い古された言葉が頭を過った。

マイケル富岡演じるボトム達の素人の余興劇が長すぎと思った。
そんなに面白くないし(^^;。
高齢者主体の客席は結構笑ってたけどね。
若い俳優さん目当てで来てる若いお客さんはいるけどやはりメインは暇あり金ありの老夫婦や演劇少女がそのまま大人になったような女性が多かったなあ。
昨年の「羅生門」があんまりにも時空を飛びすぎた分、今回はシンプルで客層には
ストーリーがわかりやすかったと思う。

精霊の王と女王が鼻で笑いながら見て時には気まぐれで闇夜に月明かりを照らしたりして楽しでいた余興は
先の見えない未来に向かい、時には幸運に喜び、時には悲嘆に暮れながらも
失敗を繰り返して進む人生の例えではないかと考えた。

なっち、ごっちんのでた日テレドラマ枠で主演か。
なっちもTVドラマより舞台の方が演技タイプが合うと思うのだが。
でも、すぐ笑うからなあ(^^;やっぱ録画物じゃないと(笑)
ハロプロ女優班は仕事減らして女優の時間を取るべきだね。
いいもの作って評価されないとね。